menu
新着情報
最近人気の柚子酒の美味しい飲み方と、なぜ柚子酒が好かれるのかを日本酒蔵元のリキュールマイスターが徹底解説します
皆さんこんにちは。富士正酒造のリキュールマイスターの澤田です。先日お伝えしましたが、弊社の柚子酒「ワタシの柚子酒」がこの度「ルクセンブルク酒チャレンジ」で悲願のプラチナ賞を受賞!さらに、「シンガポール酒チャレンジ」では金賞を受賞しました。この効果もあってか、有難いことに多くのご注文をいただき、日本酒造りが本格化する最中、柚子酒造りも重なり大忙しとなっております。今回は、柚子酒の魅力とその背景にあるストーリーを多くの人にお伝えします。柚子は日本の風土に深く根付いた果実であり、その柚子から作られる「ワタシの柚子酒」は、多くの人にとって特別な一杯となることでしょう。このコラムを通じて、柚子の旬や柚子酒の魅力について詳しく知っていただき、より一層その美味しさを楽しんでいただければ幸いです。

柚子の旬はいつ?

柚子の旬は一般的に秋から冬、特に11月から12月にかけて最盛期とされています。この時期の柚子は、実がしっかりと熟し、香りが一層濃厚になるため、食材としてもお酒の原料としても非常に価値があります。

富士正酒造の「ワタシの柚子酒」には、この旬の時期に収穫した柚子を使用することで、柚子本来の豊かな香りとフレッシュな酸味を存分に味わっていただけます。収穫されたばかりの新鮮な柚子から抽出される香りと酸味は、他の季節の柑橘とはひと味違う深みを生み、飲むたびに自然の恵みを感じられる仕上がりとなっています。

柚子

そもそも柚子酒ってどんなお酒なの?

柚子酒とは、柚子の果実を使って作られる日本の伝統的なお酒です。基本的には、柚子の果皮や果汁をお酒(主に焼酎や日本酒)に漬け込んで作ります。柚子の香りと酸味が加わることで、爽やかでフルーティな味わいが楽しめます。

一般的な作り方は、 柚子の果皮や果汁をアルコールに漬け込み、砂糖を加えて甘さを調整します。一定期間漬け込むことで、柚子の風味がアルコールに移り、独特の風味が引き出されます。

富士正酒造の柚子酒は、フレッシュな柚子果汁と純米大吟醸酒を混ぜているので、爽やかで苦味を抑えた柚子酒を造ることができます。この組み合わせにより、より一層洗練された香りと味わいが楽しめます。一般的な柚子酒と違い果皮を使わないため独特な苦みやえぐみがありません。そのため、より一層さわやかな柑橘の香りを味わっていただくことが可能です。また、お酒も純米大吟醸酒を使うため、雑味が少なく柚子の香りを引き立てることが可能になります。こうしてできた富士正酒造のワタシの柚子酒は、薫り高くもぎたての柚子のフレッシュ感が味わえると好評です。

最近では、健康志向や和のブームにより、柚子酒の人気が高まっています。特に、自然派やオーガニックの原料を使用した柚子酒は、多くの消費者から注目されています。

季節に応じた柚子酒の美味しい飲み方

柚子酒は、季節に応じた多彩な飲み方が楽しめるお酒です。夏には氷を浮かべた「ロック」でさっぱりとした飲み心地を、冬にはお湯割りで温かみのある深い味わいをお楽しみいただけます。

さらに、ソーダやお茶で割っても美味しく、季節の食事との相性も良いため、さまざまな場面でお召し上がりいただけます。お茶で割って???と思うかもしれませんがお茶の渋みと柚子酒の苦みが意外とマッチして大人の味わいを引き出すことができます。私はお茶は冷たい緑茶と柚子酒を4:1か3:1くらいで混ぜて飲むのがおすすめです。このあたりは柚子酒の苦みにもよりますので、うまく調整していただくといいと思います。意外な発見に驚いていただけるかもしれませんね。

特に旬の柚子の香りと味を堪能できる弊社の「ワタシの柚子酒」は、食卓を一層華やかにするアイテムとして四季を通じてご活用いただける一品です。

柚子果実本来の香りと味わいを生かす「ワタシの柚子酒」

前述のとおり、富士正酒造の「ワタシの柚子酒」は、一般的な柚子酒と異なり、柚子果汁と純米大吟醸酒を混ぜ合わせて造ります。使用する柚子は、旬の時期に収穫された新鮮なものだけを厳選し、果皮の香りを存分に活かすため新鮮な状態で加工します。

アルコールと柚子果汁のブレンドは、果実感を最大限に引き出すため繊細な調整を行い、果実本来の香りと味わいがアルコールによって引き立つよう工夫しています。これにより、素材の持つ魅力がストレートに伝わる味わいに仕上がり、季節の恵みを存分に楽しむことができるのです。

また、「ワタシの柚子酒」は、果実そのものの持つ自然な甘さと、爽やかな酸味のバランスが特徴です。酸味が強すぎると飲みづらさが増し、逆に甘すぎると重たく感じることもあります。そのため、富士正酒造では試行錯誤を重ね、軽やかな口当たりとともに、後味にしっかりとした柚子の風味が残るように調整しました。このバランスの良さこそが、幅広い層にご満足いただける理由です。

ワタシの柚子酒

まとめ

柚子酒が日本人に愛される理由のひとつに、日本人の味覚や風習との深い結びつきがあります。柚子は昔から日本の生活に根付いており、冬至には柚子湯に入って厄払いをするなど、伝統的な行事にも登場します。こうした背景の中で、柚子の持つ香りや酸味は日本人にとって特別なものとなっており、日常にあるとどこかほっとする存在でもあります。

富士正酒造の「ワタシの柚子酒」は、丁寧な製法で仕上げることで、その親しみやすさと自然な風味を生かし、味わうたびにどこか懐かしい気持ちにさせてくれる味わいに仕上げました。日本酒ベースにしていますが、純米大吟醸を使用し日本酒の香りや苦味を抑えています。日本酒が苦手な方や女性にも飲みやすいお味。柚子のスッキリとした酸味と味わいをお楽しみいただけますので、プレゼントも含めご利用いただけますと幸いです。

Page top