普段自由にご覧頂いている蔵見学通路を、
蔵元女将orきき酒師がじっくりご案内させていただきます。
冬の時期、運が良ければ仕込み最中の様子が見れるかも!
一見わからないような蔵の作業も、説明がつくととたんに引き込まれます。
説明のあとには、試飲もご案内しております。
Tour detail酒蔵見学ツアー開催概要
新型コロナウイルスの影響で
蔵見学の受付、土日のツアーを中止しております。
- 日時
- 土・日・祝日の13時~
- 所要時間
- 15分程度
- 定員
- 20名
- 料金
- 無料
- 予約
- 不要
10名様以上のご予約で、
団体様用に酒蔵見学ツアーを開催しております。
Tour detail団体様へ
要予約事前予約をしていただくことで、団体様用に特別に酒蔵見学ツアーを開催しております。
10名様以上でご予約を承ります。20名様以上の場合には半分ずつに分かれての見学も可能です。
団体様で酒蔵見学ツアーにご参加希望の方は、お気軽にお問合せください。
酒蔵見学ツアーの流れ

蒸し部屋
蔵見学は4つの部屋を見ていただきます。
まず大きな釜のある部屋では、米洗いと蒸しが行われます。
朝、煙突のある酒蔵から出ている蒸気は蒸米のためです。一度に最大600kgの米を蒸すことができ、手前の放冷機で冷まします。
酒蔵の朝が寒い理由は、この蒸し米を冷ます必要があるからです。
朝一で米を蒸し、空気が冷たい間に冷ますという昔からのスタイルを受け継いでいます。
麹室
蒸して冷ました米を20kgずつわけ、二階の「麹室(こうじむろ)」へ運びます。
この部屋は常に33度~38度に設定されており、麹菌を繁殖させるための部屋になっています。
この部屋で3日間、米の内部までしっかり麹菌を繁殖(製麹“せいきく”といいます)させ、「モト立て」という日本酒造りの要となる作業に入ります。


発酵タンク庫
この麹室を出て、麹菌がぷっくりとついたお米はこちらの小さなタンクに移ります。
ここで米・仕込み水・酵母を合わせ、酒母造り(モト立て)が始まります。
「お酒の母」と書いて酒母、といわれるだけあって、酒造りのスタートになります。
この酒母を元に、発酵を促し大きなタンクへ移して醪(もろみ)ができます。白濁した液体の中に米と仕込み水を段階的に追加していき、ぷくぷくと発酵が促進されて行きます。低温で、ゆっくりと発酵を促すことができる朝霧高原の気候に大変助かっています。
櫂入れ(かいいれ)という醪タンクの温度を均一にさせる作業や、タンクを冷やしたり、温めたりという作業は、毎日の分析によって決まります。蔵人は「まるで子育てをしているみたいだ。毎日体温を計り、今日は寒いから温めてあげよう、今日は元気だから見守っておこう、もうすぐ出来上がる、嫁に出す気分だよ」と言います。
約30日間の発酵を経て、しぼる機械へ入れ酒と酒粕に分けられます。
瓶詰め
そろ過や加水調整などをしながら、瓶詰めするものは隣の棟へ、すぐに瓶詰めされないものは横の部屋の密閉されたタンクへと移されます。
一年間で販売する分のお酒を冬の約4ヶ月間で造ります。
蔵人はその間一度も休むことなく、また蔵人のリーダーでもある杜氏(とうじ)は蔵に住み込み、夜中も温度をはかったり酒母の管理をしたり、命を削って酒造りをしています。
